靖国神社 (3) 遊就館「機関車C5631号帰還40周年」展
遊就館に入ったところの玄関ホールにC56が展示...奉納されています。
協力者に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が入っている事にこの時は意外に感じていました。
常設展の一角で「機関車C5631号帰還40周年 100歳の元鉄道隊大隊長の泰緬鉄道31の記憶」が開催されていたので見に行きました。
100歳の元鉄道隊大隊長・菅野廉一氏は戦中日本軍の鉄道連帯の大隊長として、タイ~ミャンマーを結ぶ「泰緬鉄道」の建設に携わったそうです。
その建設工事の写真等のパネルが展示されていました。
捕虜も含めて大量の人員を使って415kmを1年3ヶ月で開通させたとの事、事故等により万単位の死者が出たそうです。
自分は(たぶん)見てないですが映画「戦場にかける橋」はこの鉄道が題材だそうです。
遊就館に展示されているC56の31号機、日本で使われて廃車になった単なる蒸気機関車だと思っていたのですが、この泰緬鉄道で使用するために日本から輸出されたものの1両でした。
現地で1970年代に廃車になり、菅野廉一氏らが廃車されたC56に会いに行くビデオも放映されていました。
その後1979年に日本に帰還し、靖国神社に奉納されたそうです。
この他にもう1両44号機が帰還しており、大井川鉄道で現在も動態保存されているそうです。現在は「きかんしゃジェームス号」として塗り替えられているようで、変わった機関車人生です。
菅野廉一氏は戦後京王帝都電鉄に転職したそうで、あぁだから協力者に京王帝都電鉄が入っていたんですね。
こういった歴史は全く知りませんでした。
貴重な展覧会だったなと思いました。
展覧会会場ではこれのみ撮影可でした。
47号機も泰緬鉄道で使用されていたもので、タイで保存されているそうです。
この地図の赤色部分は現在も運行しており、それ以外は廃車になったそうです。
玄関ホールには大砲や零戦も展示されていました。
「御創建~現在」展とこの展覧会を見ただけで閉館時間になってしまい、常設展は一部を通り過ぎただけで終わってしまいました。
また来ないとだめですね。
来年の同じ日でしょうか? と思いましたが来年の10月20日は火曜日でした。
(完)
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