宇宙博2014
8月30日、幕張メッセの10・11ホールで開催されている「宇宙博2014 -NASA・JAXAの挑戦」に行きました。
入場券を買うのに少し並びましたが空いている雰囲気。
しかし入場してみると流れが悪く、列ができている展示物もあり。
14時15分頃に入場、17時閉館でしたがじっくり見ることはできませんでした。
アメリカのNASAからの出展物と日本のJAXAからの出展物が主でした。
最初はNASAで、NASAの所でじっくり見てそれだけでだいぶ時間を費やしていました。
まずはNASA関連。
アメリカの宇宙開発の初期の第一人者としてヴェルナー・フォン・ブラウンという方がいます。元々はドイツの人で第二次世界大戦前はロケットの研究を行い、第二次世界大戦で弾道ミサイルに転用されたとの事。第二次世界大戦後アメリカに移住して宇宙開発に携わったとか。うぅんどうなんでしょう。
・初期の頃のジュピターロケットのノーズコーン(弾頭部分) と、タイタンIロケットの第一弾ロケットのエンジン
・アポロの司令船 (実物大モデル)と、実際に使われたパラシュート
思わず頭の中でポルノグラフィティーのあの曲....「アポロ」が流れてきました。
並んでコックピットの所に行きました。
続いてJAXA関連。
現在宇宙で運用されている施設で、展示されているものは展示用に作ったもののようです。
結構大きいです。
前側(アームが付いている方)は顔(ブタ?)に見えました。
長い列ができていましたが並んで中に入りました。
定型の棚に収められた実験装置が並んでいました。
天井は保管エリアになっています。
並んで見た甲斐はありました。
・宇宙ステーションの模型(たぶん)と小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の本物
写真の衛星はルービックキューブぐらいの大きさです。(もう少し大きいFOUPぐらいの大きさの人工衛星もあります)
こんな小さいな人工衛星がなぜ運用できるのかよく理解できない所です。
右の写真の学校・学科出身の元社員がいましたが、彼は今どうしているのだろうと関係ないことをふと思いました。
「8Kスーパーハイビジョンシアター」というのもあり、並んで見ました。
画質は綺麗でしたが、中身のない内容だと自分は思いました。
そんなこんなで17時の閉館時間に。
まだ見たらない感じで、そんな客もまだ多数残っていました。
土産物売り場には店の外まで続くレジ待ちの長い列ができていました。最後の客の支払いが終わるまでどれぐらいかかるのだろう(18時頃?)と思いました。
正直期待していなかったのですが、以前国立科学博物館で開催された同テーマの展覧会を超えるぐらい結構良かったです。
反省点としては、もっと早い時間に来るべきでした。
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コメント
アメリカの宇宙開発は、ヴェルナー・フォン・ブラウンの功績です。彼は不幸にも母国ドイツで、ヒトラーのミサイルに協力させられただけで、アメリカのマーキュリーからアポロまでは、彼がいなければできなかったんです。極端な例がアポロのサターン5型ロケット開発が、ヴェルナー・フォン・ブラウンの生涯最後の仕事になりましたが、彼は今に続くNASAの礎を築いた人間なんです。
スペースシャトルも、再利用のコストが過大で耐用回数前に引退しましたが、考え方は素晴らしいと思っています。それに比べて日本の貧弱さには呆れるばかりです。
それだけに、こういう宇宙博は毎年でも開催してほしいですよね。
投稿: 横山 正典 | 2014/09/05 17:23
> 横山さん
お久しぶりです。
書き込みいただいてびっくりしました。ありがとうございます。
ヴェルナー・フォン・ブラウン氏について「祖国を裏切っちゃったの?」と正直思ってしまったのですが、アメリカに行って祖国の技術を使って軍事開発をしたわけではないですし、言い過ぎました。
日本は「きぼう」の模型を見てすごいと思ったのですがまだまだですか。
あまり詳しいこと(特に他国の状況)は知らないもので。
投稿: やいゆえ横浜住民 | 2014/09/05 23:13
やいゆえさんの考え方をする人間もいます。ただ、彼はドイツが占領されたときに同僚はソ連に連れ去られましたが、彼はアメリカに渡っただけなんです。
裏切りではありません。
彼の夢は平和に宇宙開発をしたかっただけなんです。それを祖国が裏切ったわけなので、アメリカでよかったんだと思います。
NASA設立、サターン5型ロケット開発直後に彼は亡くなりましたが、彼の夢はいまだに人類が成し遂げていないんですよ。
日本にも通じるウェルナー・フォン・ブラウン、平和を愛し、平和に宇宙開発を希望していた人間が、ドイツにいたんですから。
投稿: 横山正典 | 2014/09/25 23:51