アミューズミュージアム
東大島駅のバス乗り場に浅草寿町行の都営バスがいたのを思い出して、それに乗って浅草の浅草寺の二天門前にある「アミーズミュージアム」に行きました。
ここもぐるっとパスで入場できます。(通常入場料は大人1000円)
あのPerfumeやサザンオールスターズが所属している芸能事務所のアミューズが運営しているとの事。
とはいえ、アミューズ所属タレントの秘蔵品を展示しているわけではありません。
「布文化と浮世絵の美術館」をテーマに展示されています。
実体は「民俗学者・田中忠三郎氏の収集品の展示」(布が中心)が7割といった所でしょうか。
浮世絵は「浮世絵シアター」という映像を放映する所があっただけのような気がします。
あと、ライブスペースがあり、ミュージアムとは別建てでミュージシャンのライブをやったりするようです。
田中忠三郎氏収集品の展示室は2階と3階にあり4室に分かれています。
2階が入口なのでですが、自分も含めて3階の出口の所に行ってしまい「あれ? どこから入るのだ???」となりうろうろしている人を何人も見かけました。
2階にあるギャラリースペースの奥が正式な入口でした。そのギャラリースペースでは机を並べて何かの体験イベントを開いており、その机の向こう側の講師がいるところの横が入口。そんな所に入口があるとは思わないし、そこまで行きづらいよ..。
田中忠三郎氏は青森県出身で、青森も1つのテーマになっています。
青森では気候上綿花が栽培できないため布は貴重品であり、かつてはボロボロになるまで再利用されたとの事。それが展示されていました。
右側の写真に写っているものは寝具で、全裸になってあそこの中に入って包まって寝たそうです。1人で入るとは限らず、親子で一緒に入ったり。
青森の民具等が展示されていました。
貧しい青森では、村の女性達が同じ年齢ごとに1つの家に集まり、訪れる男性をもてなす。男性が帰った後に枕の下には... というのが何日間かにわたって繰り広げられる祭りがかつてあったそうです。日本にもこういうのがあったのかと、ちょっと悲しい気分になりました。
黒澤明監督の映画で衣装の協力の申し出があり... との事。
・第4展示室: 特別展「布を愛した人たちの知恵と美とデザイン」
国指定重要有形民俗文化財に指定されている「津軽さしこ着物」が展示されていました。
こういうものも文化財に指定されるんですね。
・浮世絵シアター
少しだけ見ましたが、ナレーションがアミューズ所属の小倉久寛さんでした。
・展望デッキ
東京スカイツリーがビルの隙間にぴったり収まって見えました。
なかなかよい風景でした。
そんな感じです。
浅草寺を訪れた外国人が日本の文化に触れられる... といった趣旨の博物館ではありませんでした。
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