島原の旅 (14) 雲仙災害記念館 (その2)
「雲仙災害記念館」の展示室に入場する。
ところで、何でこんな館名にしたんだろう。
「災害"復興"記念」ではなく、「"災害"記念」だからな。
災害にあったこと自体が良い出来事だったみたいだ。そりゃまぁ災害があったからこそこの建物ができ、観光資源になったのだから記念っつったら記念なのかもしれないけど、この館名をつける事に対して反対はなかったのだろうか。
だからなのか、パンフレットには愛称の「がまだすドーム」の文字が大きく書かれていており、「雲仙災害記念館」の文字は端に小さく書かれていた。
1990年に始まった雲仙普賢岳の平成噴火、そういう出来事があった事自体は覚えている。しかしながら、どんな感じの噴火であったが、どの程度の被害があったのか、正直な所すっかりと忘れていた。いや、当時あまり興味がなく、初めから知らなかったのかもしれない。
館内展示やその他Wikipedia等によると、火砕流と土石流による被害が主で、43人が死亡。一般住民の死者は4人で、報道関係者やその関係者の死者が大半。報道競争が過熱し、危険地域でもあった「定点」と呼ばれていた火砕流を正面から望める場所に火砕流が襲い、死亡した人が多いと言う。
報道関係者の死は自業自得のような気もするが、それにしても43人も亡くなってたんだ。知りませんでした。
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入場券を買い展示室の入口に行くと、展示物に何の興味もなさそうな雰囲気の小学生ぐらいの騒がしい団体が入口の前に整列していた。
あぁ~...これはバッドタイミング!!
これじゃぁゆっくり見物できないや。また、貴重な展示物で遊んでいる姿を見て、嫌な気分を味わってしまいそう。
団体さんがどこかに行ってから入場しようかと思っていたら、団体客よりも先に案内されてしまった。
入口で5分程度係員からの説明があった。団体客の前で団体客と一緒に説明を聞かなければならないかと思いきや、係員1人に自分1人(団体客は別だった)。これはこれでちょっと恥ずかしい。
で、係員からの説明を聞き、入口付近の展示物を見ていたら先ほどの団体客はいつの間にか館内からいなくなっていた。ん...早っ!!! 展示物は見ていかなかったのか? と思うほど。
上映時間になったので、「平成大噴火シアター」で映像を見る。
ややナレーション(古谷一行さん)のトーンが気になったが、良かった。
平成噴火の事が良く分かった。
その後にある「焼け尽くされた風景」の展示が衝撃的で、しばらく言葉を失った。
火砕流で被災したテレビカメラや電柱・バス停等が展示されている。
戦争で被爆した物と同じような状態になっている。
この部分を見るだけでも、雲仙災害記念館を見る価値があるのではないかと思う。
上映時間になったので、「島原大変劇場」でコンピュータで自動的に動く劇を見る。
寛政4年(1792年)に発生した噴火「島原大変肥後迷惑」に関する劇。
正直、眠くなってしまった。
そんなこんなしている内に、ここに来る前に記憶した「アリーナ前」バス停の、記憶範囲内の最終バスの発車時刻が近づいてきてしまった。その次のバスの時刻は何分だろう。1時間の1本強の運転だったので、時間を調べて行かないと寒空の中で長々とバスを待つことになってしまう。展示室に入る前に「間に合わないかもしれないなぁ~」と思ったので、バスの発車時刻がどこかに貼っていないか探したのだが、見つけられなかった。
ちょっと迷ったが、まだ見ていない展示物が多かったので自分の運を信じ、記憶範囲内の最終バスに乗ることを諦め、ゆっくりと残りの展示物を見学した。
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