鋸山あたりの旅 (7) 日本寺 千五百羅漢・大仏
地獄のぞきから千五百羅漢道を経由して大仏に向かう。
千五百羅漢は、岩の陰のような所の随所に石仏が並べられている。
頭のない石仏がたまにある。
初めから頭がないのかと観察したがそうではなく、上から落ちてきた落石によって頭の部分が破壊されてしまった模様。石仏の横に頭が転がっているものもあった。
なんだか見てはいけないものを見てしまったような気分になる。
道は更に下がる。自分が入場してきた日本寺の西口管理所よりも更に更に下がっている。
下がると言う事は、帰りは登らなければならないという事だ。
嫌な予感がする。
ここから鋸山ロープウェイの山頂駅までの高さよりも、ここから下の内房線や国道が走っている地平までの高さの方がよっぽど小さく感じる。
登るよりも下る方が楽だ。
ロープウェイの乗車券を往復買ってしまったが、もう疲れたので放棄して下に降りてしまおうかと思う。
地図を見て...うぅむ。下まで降りるのはそれほどの距離ではないが、そこから駅(保田駅)までずいぶんと距離がある。約45分。
鋸山ロープウェイの山頂駅までは約25分。
「折角往復券買ったんだし」「金谷港から東京湾フェリーで帰るつもりなのに、浜金谷駅までの移動の為に保田駅で長時間の電車待ちが発生するかもしれないし」と思い、鋸山ロープウェイの山頂駅に戻る事とする。
「ぜいぜいぜいぜい」。
あぁなんだかお年寄りの方が元気に坂を登っているような気がするなぁ..と。
やっとの事でロープウェイの山頂駅に到着。
約10年前に母とこの場所に来た。
その時も大仏まで降りてきており、ロープウェイの山頂駅まで戻った。
本日は天気が良かったが、その時は小雨が降っていており、しかも手に「海ほたる」で買った土産物を持っていた。傘を差しながら登った記憶もある。
自分がまだ今よりも若かったとは言え、よくロープウェイの山頂駅まで戻れたなぁと振り返って思った。今もし同じ状況であれば、どこかで滑って転んでしまいそうだ。
ちなみにその当時の母の年齢は、当然ながら自分の今の年齢よりもずっと上です。
なんだろ、昔の人は今の人よりも丈夫なのだろうか。
いや、自分の体力が衰えているだけなのだろうか。
後者のような気がする。
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