江戸東京博物館 (1) 大鉄道博覧会
7月16日、東京・両国の江戸東京博物館で開催されている「大鉄道博覧会」に行った。
「大鉄道博覧会」は江戸東京博物館の1Fにある企画展示室で開催。
両国駅を降り、江戸東京博物館の1Fに入る。
チケット売り場には長い列が出来ていた...。あぁこんなに人気があったのか。
先に昼食にしようかとうろうろしたが、混雑していたので食事は後回しにし、先に「大鉄道博覧会」を見ることにする。
チケット売り場に並ぶ...。うぅむ..販売効率が悪いんだな。自販機は設置されておらず、係員による販売。係員はパソコンを操作して発売する券の種類を選び、1枚1枚チケットを販売している。
常設展共通券・一般 1520円を購入。
「大鉄道博覧会」に入場する。
自分的にヒットしたのは、「集団就職の様子」と「盆・年末年始の帰省列車の様子」。
「集団就職の様子」の展示によると、中卒で主に東北から上京してきた人達は、6畳の部屋に6人暮らし、労働時間も長く、給料も当時の平均的な月給の半分以下と、過酷な労働環境だったそうだ。
そう考えると、映画「ALWAYS 3丁目の夕日」で出てきた六ちゃんなんて、まだまだずいぶんと幸せな環境だったんだなぁと思った。
あの六ちゃんの環境でさえ、「自分には耐えられないかも」と思った。
その当時は、都会の人は優雅な労働環境の職に就き、地方から出てきた集団就職の人は過酷な労働環境の職に就くという構図があったらしい。
ここ最近、正社員と非正社員(派遣社員等)の「格差」の問題を新聞記事等でよく見かける。形は違うが、昔も「格差」はあったんだなぁと思った。
「盆・年末年始の帰省列車の様子」の展示によると、昔は故郷に向かう夜行列車に乗るために早くから並び、上野駅ではそれらの人の待機場所として、東京文化会館の前に特設の「テント村」が開設されていたそうだ。
今も帰省ラッシュはあるが、今では考えられない風景だった。
自分の帰省先は東北ではなく、夜行で帰るような距離ではないから比較は出来ないのだが、今はせっせと混雑している新幹線に次々と乗り込んでいくといった風景だ。
あまり目立たない場所であったが、「つばめ展望デッキ」の傍に張ってあった、昔の鉄道ニュース(名称失念)の記事もよかった。湘南電車(昔の80系)や、151系「こだま」のデビュー時の記事等が載っている。
入場料がやや高く、大規模な展示会ではなかったが、自分的には結構良かった。
所要時間は約1時間。
家族連れや鉄道ファンらしき男性が中心の客層ではあったが、1人できているお年を召した男性が結構いたのが意外であった。
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