カテゴリー「書籍・雑誌」の8件の記事

2007/10/20

水の迷宮 ※ネタバレ注意

石持浅見氏の小説「水の迷宮」(文庫本)を読んだ。

読み終わって正直「しょぼ~ん」な気分になってしまったが。
文庫本の解説文は作品に対する皮肉なのだろうか? 「甘いと指摘する人には~」って書いてあったけど。

以下、ネタバレ注意!










(パソコン通信の時代だと「この後は見ないでおこう」なんて判断が出来るけど、今のパソコン環境ではこんな矢印書いてもあまり意味は無いかな..。自分のブログだと文字が小さいので↓を延々と書かないと表示された時点でその先が見えてしまう。「1発言毎に開いていちいち確認する」という閲覧方法がイマドキではないような気もする。)










てっきりあの外部者が犯人だと思っていた。
そんな奇麗事で済ましちゃ駄目なんじゃないかと思ったが。事件に対して「みんなが納得して団結する」という状況がむしろ異常なのではないかと思った。
まぁそれはともかく...。

「羽田国際環境水族館」が舞台で、水族館の前に巨大タンカーを係留してそこを水族館にしてしまおうという話である。
「羽田」との事なので、昔の羽田東急ホテル辺りか、もっと蒲田寄り場所を想像してしまった。あの辺りなら海沿いではなく多摩川沿いか...。
あの辺りにタンカーを係留するのは現実的には難しそうだなぁ。
タンカーを係留するにはそれなりの港湾整備が必要だろうし、海があれば置いておけるという単純なものではなかろう。
水族館を高層化する方が現実的のような気がした。

タンカーの中を水族館にしたとして、台風等で船が揺れた時に中の魚はどうなるのだろうとかという疑問を感じた。
船が揺れれば、船の中の水槽も波打つわけですよね。増幅されてものすごく波が立ったりしそうな気がしたが。
魚たちは生き延びられるのだろうか...。
料理屋等の「生け簀」で泳いでいる魚は、捕獲された後漁船で運ばれたきたりするわけだろうから、そう考えると問題ないのかな?

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2007/06/24

一流の男、二流の男

本屋で次に読む文庫本を探していたところ、このタイトルが目に付いたので買ってみた。
里中李生氏作。三笠書房から発売。これ

読んでいてムッとしてしまった。
ムッとしてしまったのは、自分が二流の男である証拠なのか...。

最初にムッとしてしまったのは「マクドナルド」の件であった。
「空腹に耐えられず、一分でも早く満腹になりたい動物のような人間が駆け込む場所...」だって。
違うよ...。少なくとも私は。全ての場合がとは言わないが、「純粋にハンバーガーが食べたいからマクドナルドに行く」のだよ。
金がないから行くわけでもない。
里中氏がマクドナルドが嫌いなのは勝手だが、この人の偏見なのじゃないのかな。
マクドナルドの商売やシステムから学ぶ事もあると思うし、偏った一方の視点だけからしか物事を捉えないというのは良くない事なのではないかと、思った。

この人の家族、特に奥さんが気の毒に感じた。
愛人がいることを男の生き様のように公言しているし、妻の不満に対して行った一撃(説明して納得させたのではなく、怒鳴ったって分からせた) を自分の武勇伝として紹介。
仕事に関する内容でも同じ事が言えたのですが、「そりゃ本人は良いかもしれないけど、我慢を強いられる周りの人は大変だよなぁ~」なんて思いました。

文中に、「どんな人でも十パーセントの可能性があり、仕事で付き合うなら、その十パーセントのほうを見ないといけないのだ。」とある。
この本にも、十パーセント、いやそれ以上に共感出来る部分はありました。
そういう意味では、収穫になったかな...。

この里中李生氏、いったいどんな人なのだろうと彼のブログを覗いてみたら、意外とイケメンで驚いた。

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2007/05/15

鉄道の旅手帖

ゴールデンウィーク前、実業之日本社から発売されている「鉄道の旅手帖」という本を買った。1000円(税抜)。

この本は、手帳サイズの鉄道乗りつぶしマップ。手帳にはビニールがかけられている。
地域ごとに分かれた「地図のページ」と「リストのページ」からなっており、それぞれのページに、乗った区間や降りた駅を鉛筆などで塗りつぶす事が出来る。
リストのページには路線毎に営業キロを含めた駅名一覧があり、ちょっとしたメモも書き込めるようになっている。また、その路線の全線乗車日を書き込む欄もある。

ペンで引くと間違えた時に消せないから... と思い、久しぶりに鉛筆を取り出して先頭のページから線を引き始めた。
初めに新幹線。その後北海道→九州の順番でページが構成されているのだが、福島あたりまできてだんだん線を引くのが面倒になってきた。
全線乗車日の記入欄があるが、いつ乗ったのか思い出せない。その日はそこで終わり。

次の日以降、方法を改める。
ハードディスク上に保存されているデジカメの写真を古い順に整理しながら、線を引く事とする。
写真を見ながら「あぁ..そう言えば行ったなぁ。」 と懐かしく感じる。どのような経路で行ったのか、どの駅で降りたのか、はっきりした事が思い出せない場合も大都市圏を中心にある事はあるのだが、意外と思い出せたりした。

最近撮った写真は 「ファイルの日時=撮影日時」になっている。
しかしながら、昔撮った写真... その頃はシリアルケーブルでデジカメから取り込んでいたのだったろうか? いまいち採用していた取り込み方法が思い出せないのだが、 「ファイルの日時=パソコンに取り込んだ日」になっており、撮影した日が分からない。
その当時はブログもなかったし、日記も書いていなかったから、記録が残っていない。行ったのは大抵土曜日か日曜日なので、昔のカレンダーを取り出してきたら、ある程度の推測はつくかもしれないが、正確な日は分からない。
記録はきちんと残しておくべきものだなと思った。
ブログをはじめてからはどこか遠くに行ったときに記事を作成している。どちらかというと自己掲示欲の為に記事を作成しているようなものであるが、記録を残すという意味でもこれは良い取り組みなのではないか。線を引きながら、ふとそんな風に感じた。

この手帳、ひとつ残念な事は、「リストのページ」に大都市圏の私鉄・地下鉄、路面電車の駅一覧が載っていない事だ。
路面電車は数が多すぎるのでなくても構わないが、私鉄・地下鉄については駅一覧が欲しかった。ここだけ、記録が中途半端になってしまう。

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2006/07/29

書籍「東京タワー」

リリー・フランキー氏の「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」を読んだ。

あれは「自伝」と言う事で良いのかな?  発売元の扶桑社のHPでは「小説」と記載されていたりするが。
書かれていた事が100%事実なのか、どの程度架空の話が含まれているのかよく分からなかったが、あまり気にしないことにしてこのブログの記事のタイトルは「書籍」とした。

リリー・フランキーさんの「オカン」と自分の「オカン」では生活・家庭環境、夫婦仲、本人の性格等共通点は余りない。リリー・フランキーさんと自分自身の生い立ちや性格等もまるで違う。
リリーさんと自分の唯一とも言って良い共通点は、親元や郷里を離れて東京(自分は正確には横浜だが...)に住んでいる事だ。
それでも、自分自身の「オカン」を思い浮かべながら読んでしまった。自分の「オカン」はどうなのかなぁと。

リリーさんは生前に母親に対してちゃんと「ありがとう」と言えなかったという。そういえば自分も母親にちゃんと「ありがとう」と言ったことはないかもしれない。母の日や母の誕生日に贈り物をしたり手紙を送ったりするもなく、電話をするぐらい。その電話も忘れてしまう事がある。
自分が実家に帰ったときも、手伝いをするような事もなくいつも母に甘えている。実家に帰って母親にしてやる事はパソコン教室(笑) ぐらいか..。
実家に帰った時には、逆に母親から「(帰ってきてくれて)ありがとう」と言われているような気がする。
父親に対しても同様だ。

リリーさんは、「母親と一緒に住んでいた年月 =  母親と別に住んでいた年月」になった頃から、再び母親と一緒に住み始めたと言う。
自分とリリーさんでは母親と別に住み始めた年齢が違う(リリーさんは高校からで、自分は大学から)ので単純に比較は出来ないが、自分もあと何年かすれば「母親と一緒に住んでいた年月 =  母親と別に住んでいた年月」になる。
この事が自分の中でどうしても引っかかる。自分の親ももう歳だ。「再び一緒に住み始める」というのは現実的に充分ありえる話だからだ。

そういえば自分は、自分の母親の事を「オカン」と言った事がない。なんだか恥ずかしい。「おふくろ」とも言えない。「ママ」とも言えない。子供の頃から今までずっと「お母さん」って言っている。

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2006/03/12

のりもの勝席ガイド2006-2007

「のりもの勝席ガイド2006-2007」というムック本を買った。

イカロス出版から発売されているもので、ISBN4-87149-783-6、2381円(税抜)、309ページ。

内容は、乗り物の座席表をまとめたもの。
掲載されているのは下記の通り
・新幹線
・夜行列車
・JR昼行列車 (指定席のある特急・急行・快速)
・民鉄特急 (別料金が必要な大手私鉄の優等列車)
・航空機 (国内線及び日本発着の国際線)
・夜行バス
・国内航路の船舶 (5種類のみ)

船舶は極わずかの掲載であるが、それ以外は定期運行されているほぼ全てが把握されているものと思われる。
お勧めの席や、航空機に関して「この席には窓がない」等のコメントが記載されている場合もある。

こんな本ははじめて見た。
各社のHPや時刻表等でも、限られた列車の座席表しか載っていない場合がほとんどなのに。

実用性はあまりない(書名通り「勝席」を求める為にこの本を買い、特定の座席番号を指定して切符を購入する人は余りいない)と思われるが、眺めているとちょっと楽しい。

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2006/03/07

本当に面白いのだろうか? 神様からのひと言

読んでいた文庫本が読み終わったので、新しい本を選びに本屋に行った。

"読んでいる途中で思わず「面白~い!」と声が出ます" と書かれた帯と店員手書きののぼりが目に付いた。
なんでも、258ページが特に面白いとか。

ホントかなぁ...。
258ページだけ立読みしてみようかと思ったが、止めて、騙されたと思ってその本を購入した。
258ページを覗きたいという欲求を抑えながら、1ページ目から順番に読み始める事になるのかもしれない。

その本は、萩原浩著「神様からひと言」

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2006/01/26

続・1リットルの涙 (ネタバレ注意)

「1リットルの涙」の文庫本を読み終わりました。

ドラマと原作ではだいぶ違いました。
当然の事ではあるが、原作の方がリアルであり、人間臭さを感じました。
自分は当時、亜也さんと同じ東海地方(豊橋からは距離がある隣の県ですが..)に住んでいました。そのため、よく知っている地名やあっちの地方によくあるチェーン店(「ユニー」とか「あさくま」とか...)の名前が出てきて、さらにリアルに感じました。

最も印象的だったのは、歩けなくなり、その後入院した秋田病院で亜也さんのお世話をした家政婦さんでした。
文庫本の記載から判断すると、同じ病室で寝床を共に過ごしながら一日中介護をするものと思われました。食事の世話を初め、排尿の世話なども。休日も原則的になさそうでした。
その家政婦が、70歳のおばあさん。
年齢的に考えると、介護する方とされるほうの立場が逆ですよね。
あんな献身的な介護は、正直相手が自分の親であってもできる自信がないです。(ごめんなさい...)

「1リットルの涙」が出版された当時(1986年)、マスコミで話題になったそうです。発売された当時、自分は中学生だったはずです。
同じ東海地方に住んでいたにもかかわらず、残念ながら全く記憶にありません。

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2006/01/15

1リットルの涙

昨年ドラマ化された「1リットルの涙」の文庫本を読んでいる。

そば屋に入って注文をし、この文庫本を取り出して続きを読み始めた。
「養護学校に行く事を決断する部分」に入り始めた時に、そぼ屋の店内のBGMから、ドラマ「1リットルの涙」の主題歌(Kさんの「Only Human」の方)が流れはじめた。

なんというタイミングだ。
しかも、流れてきたのはKさんのオリジナルの原曲ではなく、どこかの業者(有線放送かな?)が店舗向けに作っているものと思われる、スローテンポで琴(たぶん)だけで演奏されるもので、より雰囲気が増長される。

このBGMを聞きながら文庫本をさらに読み進めると、そば屋の中で更に感情が高ぶってもしかすると泣いてしまうかもしれない。
自制する為に、この場で文庫本の続きを読むのをやめた。

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ドラマ版の方は、きちんと全話見ていない。見逃している回が何回かある。
最後の2話を見て、「最初からきちんと見ておけばよかった」と後悔した。
そのうちに再放送でもして欲しいな..。

ネタバレかつ、最後まで読んでいない中途半端な状態での感想になりますが、
ドラマと原作(実話)で、亜也のキャラクターが少し違うように感じる。
ドラマでは、亜也は元気な頃はクラスの人気者でバスケットボール部で活躍したように運動神経も抜群と言った感じでしたが、実際には必ずしもそうでもなかったように思われる。
ドラマでいたような恋人もいない。
実話の方では、亜也はしょっちゅう泣き、泣いてしまった事に対する反省?がよく日記に出てくる。

実話が原作である場合、ドラマと実話の違いは、当事者としてはどう感じるものなのだろうか。
特に日記や手紙が原作で当事者が既に亡くなっている場合、製作者が想像で描かれざるを得ない部分がどうしても出てくるものと思われる。

ドラマでのキャラクターが当事者のキャラクターとして一人歩きしないように、「ドラマはあくまでドラマ」ぐらいに考えておいた方が良いのかなぁなどと思いました。

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