1月9日、千葉県野田市にある関宿に行きました。
江戸川と利根川に囲まれた地。
江戸川の西は埼玉県、間の関宿の所は千葉県、利根川の東は茨城県、そんな所です。
まずは千葉県立関宿城博物館へ。
東武動物公園駅(埼玉県)で降りて、西口から朝日自動車の境車庫行(茨城県)のバスに乗り、途中の新町バス停(千葉県)で下車。昼間は40分間隔ぐらいであります。
野田市街の方から来るバスもあり関宿城博物館の前まで行きますが本数が少なく、他県への移動の方が便利な地域でした。
・東武動物公園駅

・新町バス停とその近くの案内板

にこにこです😊
・新町バス停の近いところから見た関宿城博物館

地図では近くに見えたけど意外と遠い。
・日光東往還と利根川の渡しの案内図

なるほど。
関宿城博物館がある所は元々は川の向こう、茨城県だったんですね。
元の関宿城の一部は江戸川になっています。
・利根川の堤防

高い堤防をサイクリングしている人も多かったです。
・やや離れた所から見た関宿城博物館

少し逸れて関宿城鬼門除稲荷へ。
・関宿城鬼門除稲荷

関宿城の鬼門の方向に建立されたとの事です。
・下から見た関宿城博物館

・関宿城博物館の入口

周りにはいちおう堀もあります。
・関宿城博物館の堀

それでは入場します。
入場口で「これに該当しませんですか」って「65歳以上無料 (他にもあり)」とか書かれた紙を指されました。
あ、まだ40代なのですが(ギリですが)... 全力で否定しました。
中は博物館です。
このあたりの治水や関宿に関する内容が主。
何だか違和感があるなと思っていたのですが、エントランスが工事中で逆回りで入る形になっていました。
・昔の家

高床の別途が建てられ非常用の食料が置かれていたそうです。
水害になるとこの建物に避難し、さらに水が増えると2階に避難したそうです。
・利根川の流れ

元々利根川や渡良瀬川は東京湾に流れていましたが、江戸の水害を守るため江戸時代初期に銚子の方の太平洋に流れるように付け替えたそうです。
江戸時代にこんな大工事がと驚きます。
利根川・江戸川の西にある五霞町が茨城県なのは、昔の川の流れが関係しているものと思われます。
・関宿棒出しの模型

江戸の街を水害から守るため、下流に流れる水量を抑えるために設置されたそうです。
これって江戸の街は守れるけど、上流の地域はかえって危険度が増すことになる事になると思います。
上流の犠牲の上に江戸が守られる。現在でもこういうのはあったりするのでしょうか? 被害者数を考えるとある意味合理性はあるのでしょうが、数年前の台風を思い起こしました。
・河川図

明治時代には河川を利用した舟運が盛んになり、銚子から東京を河川を通って結ぶ船便も運行されたそう。房総半島をぐるっと回っていくよりはずっと近道ですね。
銚子や野田で醤油製造が栄えたのは舟運で江戸に運べるというのもあったようです。
それでも関宿の方まで行くのは時間がかかるため、途中利根川と江戸川を結ぶ「利根運河」が作られたそうです。
そうか! 東武野田線にある運河駅はこれの事なんですね。なんで運河駅なのかな? と思っていました。
その後鉄道が開通し、舟運は急速に廃れたそうです。
・往来した舟の模型

・関宿城の展示

・関宿藩の展示

右側は酒入れです。これはどうやって使うんだろう? 杭みたいなものが刺さっているところからちょびちょび呑むのか? 結構量が入りそうです。
4階の展望室へ。
エレベーター完備です。
・展望室

・展望室から見た南方向

のどかな風景です。
左は利根川。
・展望室から見た東方向

向こうは茨城県です。
筑波山が見えました。
ここからは意外と近いんですね。
・展望室から見た北方向

・展望室から見た西方向

東京スカイツリーが見えることもあるようです。
・すぐ下から見た関宿城博物館

意外と長居してしまった。
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