東京藝術大学美術館 (1) アフガニスタン特別企画展
6月18日、東京藝術大学美術館の陳列館で開催されていた「アフガニスタン特別企画展 「素心 バーミヤン大仏天井壁画」 ~流出文化財とともに~」に行きました。
アフガニスタン紛争時にアフガニスタン国立博物館から略奪されて不法に国外に持ち出されものがあります。
今回日本に持ち込まれたものがアフガニスタンに返却されることとなり、東京国立博物館での「黄金のアフガニスタン展」で展示されている15点を除いた87点がここで展示されていました。
その他に、タリバンにより壊されたバーミヤン東大仏の天崖の「太陽神と飛天」が復元展示されていました。
展覧会は6月19日に終了済みです。
入場は無料でした。
以前東京国立博物館での「黄金のアフガニスタン展」に行ったときにこの展覧会を知りましたが、その時は既にこちらの閉館時間を過ぎており見に行けませんでした。
東京国立博物館の展覧会は金ぴかのものが中心でしたが、こちらでは仏教美術が中心でした。
あっちの金ぴかのものよりもこっちの仏教美術の方が興味を持ちました。
1階の映像コーナーでは美術品の破壊等について放映、特にタリバンによるバーミヤンの大仏の破壊は心が痛む映像でした。
時の権力者が意にそぐわない貴重な宗教施設を破壊するというのは、歴史的には別に珍しい事ではないのだろうけど、例えば中国の文化大革命とか、どうして他を尊重できないのかとさすがに酷いと思いました。
2階では、バーミヤン東大仏の天井壁画を復元したものが展示されていました。本物は破壊されてありません。
金額不問で寄付したら貰えるパンフレットによると、展覧会の2ヵ月前から作業を開始し、逆さの状態で軽量素材(具体的に何かは不明)を組み立て、その上に粘土を塗り、壁画データを印刷したものを貼り付ける等し、最後に裏返したそうです。
展覧会終了後これはどうするのだろう? このまま持ち出せそうにないので破壊するのかな?
館内は撮影可でした。
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