国立科学博物館 「医は仁術」展
4月13日、国立科学博物館で開催されている特別展「医は仁術」に行きました。
日曜日の昼過ぎでしたが「待ち時間なし」。
国立科学博物館の特別展で待ち時間なしだったのはいつ以来なのか...。(思い出せない)
しかしながら中は混雑しており、なかなか進めない状態でした。結構みっしりと展示物が詰め込まれています。
写真撮影は可能でしたがブログ等への掲載は許可が必要との事なので写真はありません。
主催者の中にTBSが含まれており、最初にTBS系で放送されたドラマ「仁」の主役であった大沢たかおさんナビゲートによる映像があります。それ以外はドラマ「仁」と結び付ける展示はありませんでした。
江戸時代の医学に関する展示が中心です。
東洋医学と西洋医学(鎖国時に開港していたオランダ) がミックスした感じで進んでいったようです。
最初は「薬学」を中心に発展。
江戸幕府自ら薬園を作ったり、庶民向けに薬草に関する本を出版したりしていたそうです。
続いて杉田玄白らによる「解体新書」の出版。ドイツの医学書を翻訳したそうです。翻訳の中心人物は杉田玄白ではなく著者として記載されていない別の人だったとか。
その後日本でも人体の解剖が行われ、解剖に関する書物が飽きるほど展示されていました。
今の医学大学のような組織があり、それぞれのやり方で医者の養成が行われていたようでした。ドラマ「仁」では江戸時代は医学なんてないに等しく、大沢たかお氏がタイムスリップしたことによって初めて医学的組織が作られたように見えたのですが、そういうわけではなかったようでした。
最後に現在の医学。
3Dプリンタによる臓器等の模型に関する展示や、iPS細胞を顕微鏡で見られるコーナーが設けられていました。
iPS細胞を顕微鏡で見てみましたが、素人目ではこれを見てもよく解らない所。
また、お笑い芸人の鉄拳によるパラパラ漫画「受け継がれる仁」の上映コーナーがありました。
今回の特別展「医は仁術」の時代背景とは全く関係のない内容のように思いましたが、泣けました。
まぁでもどうかな。最近「小学校の新1年生の担任の教師が自分の入学式を休んで自分の息子(娘だったかも)の入学式に行った事」に対する賛否の報道がありましたが、医師も同じように1人の親であり、そのために自分の息子や娘を犠牲にしても良いのかと。
「その人がいないと成り立たない」という組織構成がいけないのかな。
グッズコーナーは、テーマがテーマなのか控えめでした。
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