近鉄内部・八王子線
三重県四日市市を走る近鉄内部・八王子線です。
軌間が762mmで、現存するこの軌間の鉄道は他に三岐鉄道北勢線と黒部渓谷鉄道ぐらいです。
GWに実家から戻る時に、車で途中西日野駅に寄って内部駅まで送ってもらい、そこから内部線に乗って帰りました。
内部線に乗るのは20年振りぐらい、大学生の時の夏休みに泊にある中華レストランにアルバイトに行っていた時に乗った以来です。泊~内部間はたぶん初めての乗車です。
ちなみに、アルバイトしていたその中華レストランは破天荒という会社が経営する遊食三昧という店で、割と最近まで営業していたのですがなくなってしまいました。破天荒関連の店は当時は四日市や鈴鹿で10店舗ぐらいはあったのですが、今は2店舗しか残っていないようで...。今は通販がメイン事業のような。
八王子線の現在の終着駅です。
以前は八王子線の由来となっている八王子というところまで線路が延びていましたが、集中豪雨による被害により1976年に廃止されました。
続いて内部駅へ。こちらは内部線の終着駅です。
冷房が付いておらず、この日は気温が高かったので車内はちょっと暑かった。
四日市寄りの先頭車両(上の写真で紫と黄色、クロスシートの車両)は1982~1983年製造のモ260形でこちらはそんなに古さは感じませんでしたが、2両目と3両目は1954年製のようでだいぶ古く感じました。
車体の色は7色あるようです。
内部駅で見た4色に赤を加えればももいろクローバーZになってしまいますが。
以前はみんな同じ色(近鉄の他の通勤用車両と同じような色)でした。
八王子線との分岐駅です。
内部・八王子線の乗り場は、名古屋線・湯の山線の乗り場から少し離れた所にあり、改札口も別です。中で繋がっておらず、両線を乗り換える場合は一旦改札口を出る必要があります。
名古屋線・湯の山線はICカード対応ですが、内部・八王子線は未対応です。
この近鉄内部・八王子線、近鉄から廃線&BRT化(線路跡をバス専用道に転用)が提案されています。
年間3億円の赤字だとか。近鉄の規模からすれば3億円は大した金額ではないような気がするんですけどね。新型特急車両「しまかぜ」の1両分ぐらいの値段。
軌間が特殊で車両の有効幅が狭いので、他線や他社の中古車両が導入できず、新車導入費も一般的な路線より高くなってしまうのも廃線にしたい理由のようです。
近鉄側のこの問題に対する高飛車な態度から、今後も近鉄に任せる気にはなれず、市主体の第三セクターを設立して鉄道として存続させるのが良いのではないかと個人的には思います。
車両は、路面電車の汎用的な連接車両を導入するのは無理なんですかね。輸送量的にはちょうどよいサイズのように思います。最近のは低床式なので、軌間の関係で車輪がある部分の低床になる部分が狭くなりすぎて無理なのかな。
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