旧岩崎邸庭園
6月11日、旧岩崎邸庭園に行きました。
最寄り駅は湯島駅ですが、上野駅での「リゾートやまどり」展示会の後、不忍池沿い等を通って歩いてきました。やや距離はありますが歩けない程の距離ではなかったです。
旧岩崎邸は三菱財閥の岩崎家の旧邸で、現在残っている建物は3代目が1896年に建てたとの事。
GHQによる接収等を経て現在は東京都が管理しています。
以前は現在の3倍の敷地面積があり、合同庁舎等に転用されています。
「庭園」と名が付いていますが、庭園と言えるほどのものはなく、建物がメインでした。現在の3倍の敷地面積があった頃は「庭園」って言えるほどのものがあったのでしょうか。
「洋館」「和館」「撞球室 (ビリヤード室)」の3つの建物があります。
建物の中も公開されています。建物内は撮影禁止なので写真はありません。
現在の住居にはないどっしりした感じで、中々立派な洋館でした。
壁や天井も凝っており、各部屋に囲炉裏がありました。
建物の中で放映されていた映像によると、厨房等として使用された地下があり、また後述する撞球室の間に地下通路があるとの事。2Fに上がる階段の所に地下に降りる螺旋階段がありました。現在地下は非公開です。
・和館
耐震工事中で入れませんでした。
その代わりとして、撞球室で和館を紹介する映像が放映されていました。
「是非見たかったな」と思わせる映像でした。
岩崎家の日常の生活空間として使用されていた建物で、敷地が3分の1に減らされた時に大幅に取り壊されたとの事。
和館に近い洋館の所から見た所、現在残っている1階建ての和館のすぐ横に合同庁舎の3階建てぐらいの鉄筋の建物が建てられています。立ち退きに応じない1軒の民家に対して嫌がらせをするかのように周りを囲んで建っている高層ビルみたいな感じで、酷い扱いのように感じました。
英語で言う所の「ビリヤード室」です。
こんな時代からビリヤードって行われていたんですね。
100年以上前に建てられていますがそんな感じに見えませんでした。同じ建物が公園の中に休憩室や売店として建てられていたとしても何の違和感もなさそうです。
この日は営業されていませんでした。
何で「ヒマラヤ・カフェ」なんだろう。歴史的な場所でのこれは不釣合な感じ。
庭の端に灯篭が置かれている区域がありましたが、震災により危険性があるとの事で閉鎖されていました。
せっかく上野まで来たのに「リゾートやまどり」展示会だけを見て帰るのは勿体無いと思い、半ば暇つぶしのつもりで初めてここで来ました。予想外の収穫がありました。
結構有名なんですかね、雨上がりの天候だったのに結構人が来ていてそれも驚きました。
<おまけ>
・旧岩崎邸近くに建っていた気色悪い建物
エアコンの室外機がずらーっと。
実物を見たときは迫力がありましたが、写真で見るとそれほどでもないな。
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コメント
たしか明治を代表する洋風建築として、歴史の教科書にも載っていたと思います。私が数年前に行ったときにも混んでいました。
投稿: yama-kei | 2011/06/19 08:30