映画「RAILWAYS」
7月4日、横浜駅近くにあるムービル(旧相鉄ムービル)で映画「RAILWAYS」を観ました。
端的に言えば、「東京で大手電機メーカーに勤める49歳のエリートサラリーマンがあるきっかけから退職し、出身地の地方鉄道(一畑電車)の運転手として転職する」という話です。
実際には、地方鉄道への運転手としての転職は一発ですんなりと決まり、年齢というハンデを一切感じることなく運転手になる為の研修を終えて試験に合格します。
「50近くになってから夢を実現する事にがんばった!」という苦労&感動話ではありません。
会社を辞めて転職を決めるまでと、運転手になってからの話がメインでした。
現実的には、50歳前後の未経験者が運転手として鉄道会社に採用されるなんて事は夢物語であり、運転手への養成期間は体力面や「覚えが悪い」等の面で年齢的なハンデを感じ、1周り違う若者と一緒に研修する事や年下の教官に指導される事に対する抵抗を感じる事になるのではないかと想像します。
メインのテーマ(仕事のあり方や親の介護)は、今はあまり考えたくない事で、正直な所少々苦痛でした。
娘については、ずっと離れて住んでいた祖母に対してなぜあんなに献身的になれるのか、東京での大学生活は放って置いてよいのか(対友人や対恋人なんかの関係も含めて)、田舎での生活は苦痛ではないのか等、いろいろ不思議に思いました。
産まれた時から東京に住んでいる人は案外そういうものなのかな。
ここからは映画に出てきた鉄道の話です。
一畑電車では、運転手の養成は京王電鉄に委託しているとの事。
考えてみれば、それが効率的ですね。
他の地方鉄道も、大手私鉄(やJR)に委託しているものなのだろうか。
京王電鉄の社員が殆どの中で一緒に養成を受けるのはどんな気持ちなのかなと、ふと思いました。
一般には見られない養成所のシーンがあってよかったです。
映画に良く出てきた「デハニ50形」はなかなか良い感じでした。
オーラを感じました。
特に吊り掛けモーターの音が印象的でした。映画の中ではよく音が響いていました。
是非、島根に行って実物の動いている所を見てみたい、乗ってみたいと思ったのですが、今はもう使用されていないようです。復活させようという動きはあるようです。
島根は、数少ない今まで一度も行った事がない県の1つであります。
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