小田急ファミリー鉄道展2009 (1) 実演
10月18日、小田急海老名電車基地で開催された「ファミリー鉄道展2009」に行きました。
去年は行かなかったので2年振りの参加です。
2年前(2007年)と異なり、
・車両撮影会・車内見学がなくなった (その代わり「実演」を大々的に実施)
・バスの展示がなかった
・隣の駐車場(海老名第3駐車場)が会場ではなくなった
でした。
また、今年は「SE車の公開」がありませんでした。
まずは、「実演」のレポートから。
午前と午後の2回開催、その内午後の回を見学しました。
後ろの人からも見えるように「着席して見学してくれ」との事。
良い策ではありますが、保線車両の実演の場合は肝心の線路に対する作業が(前列以外の人は)よく見えないという難点あり。
<特急車EXE(30000形)による連結作業>
従業員による連結作業の説明開始早々、隣を走る相鉄厚木線に「事業用車とそれ挟まれた電車が走る」というサプライズが発生しました。見学者の目がいっせいにそちらを向き、写真を撮る人も多数。説明も一時停止。
通り過ぎた後、「はい。珍しい列車が通り過ぎたのでこちらに戻りましょう。」みたいな感じの事を説明する人が言ってちょっと笑いました。
説明を再開し、実演を担当する係員の紹介を行った後、実演作業に移りました。
京急沿線在住の自分としては連結作業自体は何も珍しくありません。京急では連結しても幌は繋がないのですが、小田急の場合は幌も繋ぐとの事。幌が自動的に出てきて接続され「へぇ」と思いました。
線路に乗り入れた後、線路上でぐるっと1回転させていました。回転は係員による人力。
<レール削正車>
レールを削ってレールの表面を整える作業車です。
スイス製の車両で、2両1組で運用しているとの事。
何往復か走行してレールを削正していましたが、見学場所から遠かったので削っている所はよく見えず。
<マルチプルタイタンパー>
線路のゆがみを補正する作業車です。
オーストリア製との事。
線路を少し持ち上げて軌道修正 → 枕木間にタンピングという突き出たものを指してバラストを成らす といった感じで作業を行うようでした。
以前他社で見たマルチプルタイタンパーは、枕木の幅分ずつ動いたり止まったりしながら作業を行っていた記憶があるのですが、この機種は車両が動き続けたままで「ダンピング」等のユニット部分自体も前後に移動しながら作業を行っていました。センサーか何かが付いていて自動で位置決めを行って作業をしていくのかな? もしそうなら結構凄いなと思いました。
<バラストスイーパー>
バラストを整える作業車で、マルチプルタイタンパーの後に付いて作業を行います。
オーストリア製(マルチプルタイタンパーと同じメーカー)との事。
バラストを載せるための入れ物(砕石ホッパー)が付いており、不足分のバラストを撒く → バラストの仕上げ(余分なバラストは回収) といった感じで作業を行うようでした。
以上で「実演」は終了です。
おおよそ45分の実演でした。
関連記事:
・小田急ファミリー鉄道展2007 (1) 序章 (2007/10/20作成)
・小田急電鉄・ファミリー鉄道展 (2006/10/15作成)
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