深海調査研究船「かいれい」+無人探査機「かいこう7000II」一般公開
9月13日、横浜・新港ふ頭で行われた海洋研究開発機構(JAMSTEC)所属の深海調査研究船「かいれい」と無人探査機「かいこう7000II」の一般公開に行って来ました。
「かいこう7000II」は最大潜航深度7000mの無人探査機で、「かいれい」を母船とします。
「かいれい」は「かいこう7000II」の母船としての役割の他に、「マルチチャンネル反射法探査システム」を搭載する等して深海の調査を行います。「マルチチャンネル反射法探査システム」は、発生させた弾性波による海底からの反射波を受信し、地殻構造の調査を行うとの事です。
・研究員室 (4人部屋)
4人部屋ですが、真ん中に共有部分があり、その周りに1人ずつの居所が配置されています。それぞれの居所にベットと勉強机があり、共用部分とはカーテンで区切る事が出来ます。
実質的に1人部屋のようなものです。
自衛隊や航海訓練所の船と比べるとずいぶん快適のように思われました。目的が違うので、当然といったら当然ですが。
左: 共有部分、右: 1人ずつの居所
・研究員室 (1人部屋)
普通の1人用個室もありました。位の高い人が使うのかな?
<かいこう7000II>
「かいおう」の甲板に載せられていました。
最大潜航深度7000mの無人探査機で、「かいおう」とケーブルで接続されます。
「かいこう7000II」は上部の「ランチャー」と下部の「ビーグル」に分かれており、深海まで潜った後「ビーグル」を切り離して探索を行います。カメラやマニピュレーターは「ビーグル」の方に付いています。
・無人探査機「かいこう7000II」の操縦席
「かいれい」の船内に用意されていました。
機関士が必要な旧型航空機の操縦席のシミュレータのように見えましたが、「かいこう7000II」を遠隔操作する本物の操縦席です。
・ケーブルの巻き取り部分
手摺があるところの床下も巻き取り部分の一部です。
・「ビーグル」の前に付いているカメラ・マニピュレーター・ライト・採取したものを入れるバスケット等
・「ビーグル」の下
ケーブル類がむき出しです。このむき出し状態のまま深海に潜るようです。
水圧などで壊れたりしないのかな? と思いました。
現役の実物の深海探索機は初め見ました。
こんなものが深海に潜るとは、なんだか感動しました。
有人の「しんかい6500」の方も見たいなと思ったのですが、調べてみると今年6月に新港ふ頭で一般公開が行われたとの事。しまった...。
| 固定リンク | 0
「交通 - 船」カテゴリの記事
- 横浜ハンマーヘッド(2020.09.21)
- 丹後 (2) 天橋立観光船(2020.06.07)
- 北海道2020 (14) 北海道開拓の村 漁村群(2020.05.18)
- 六本木ヒルズ (2) 天空ノ鉄道物語展・外周(2020.04.18)
- 六本木ヒルズ (1) 天空ノ鉄道物語展・内周(2020.04.14)
「地域 - 関東 - 神奈川県 - 横浜市」カテゴリの記事
- 鹿嶋神社(横浜市)で初詣(2021.01.10)
- 黄金町バザール2020 vol.2(2020.12.05)
- 横浜市電の黄金町あたりの旧線跡(2020.10.06)
- 黄金町バザール2020 vol.1(2020.09.30)
- みなとみらいの高島線を跨ぐ歩道橋(2020.09.24)
コメント