« 眠れない... | トップページ | 大阪・万博記念公園 (4) 国立民族学博物館 »

2008/09/14

映画「おくりびと」初日舞台挨拶

映画「おくりびと」、初日舞台挨拶付きの回を観に行って来ました。
劇場は、東京・有楽町の丸の内プラゼール

初日舞台挨拶がある回は、劇場サイトのインターネットでの事前販売やローソンチケットを中心とした全席指定席。インターネットで購入した人は、当日劇場に設置されている機械に引換番号と暗証番号を入力して実際のチケットに引き換える方式でした。
引き換える人の長蛇の列ができ、さらに発券トラブルが発生したりして上映開始時間までに入場できなくなるのではないかと不安でしたが、すんなりと引き換える事が出来ました。

映画の方、良かったです。
納棺師の手解きに美を感じました。すばらしい仕事だと思います。
死んだ人を送り出す、これは必ずしも悲しい事ではないのですかね。
さまざまな死が描かれていました。
ネタバレになりますが、
「おばあちゃんルーズソックスを吐きたがっていたよね..」と孫が話し、死んだおばぁちゃんにルーズソックスを履かせてあげるシーンがあります。
そこには、悲しみではなく温もりや微笑みがありました。
自分にはあまり持っていなかった感覚あり、印象的でした。
死に対する考えがちょっと変わりました。

映画を観ながら、自分の身内が亡くなった時の事を思い起こしたりしました。
また、将来くるであろう自分の親が亡くなった時の事を考えたりしました。どうやって送ってあげたらよいのかなと。

母方の祖母が今年の3月に亡くなりました。
自分は立ち会っていないのですが、専門の人(納棺師?)が葬儀場に来て、化粧等を施して行ったようです。
会場に着いた時、伯母に「(専門の人が来て)上手に化粧してったにぃ~。いっぺん見たって。おばぁちゃん綺麗やにぃ~」といった感じの事を言われ、顔を見た記憶があります。
親たちは感激してましたが、自分自身は祖母の死んだ顔を見るのが怖くてあまり積極的には見たくないと言う気持ちでした。
今思い返すと、そういう風に思ってしまった自分は間違っていたかなぁと思ったりしました。

映画が終わると舞台挨拶です。
映画の余韻があり、自分的にはこのまま引き続いて「楽しい舞台挨拶」という雰囲気ではなかったです。

何やら本木さん・広末さんの替わりの人みたいな人が出てきてカメラテスト。ん.. これは事前にするものなのではないのかと思ったが。
しばらくして、司会のTBSアナウンサーが出てきて、その後そのアナウンサーの紹介によってゲストが入場してきました。
出席者は、入場順に音楽の久石譲さん、滝田洋二郎監督、吉行和子さん、本木雅弘さん、広末涼子さん、余貴美子さん、脚本の小山薫堂さん。
滝田監督 → 本木さん → 広末さん → 余さん → 吉行さん → 脚本の小山さん → 音楽の久石さん の順に挨拶。

脚本の小山さんの挨拶が印象的でした。
この映画に対して一番の思い入れがあるのかなと思いました。
「食べることというのは何かを殺したりするという事で、この映画に関わり、食べるという事の尊さを知りました」との事。
なるほどなぁと思いました。

その後、出席者のサインが入った外国向けポスターのプレゼントの抽選会(当選者1名)、最後にもう一度本木さんと滝田監督の挨拶、マスコミ向けの撮影があり、終了でした。
質疑応答のようなものはなし。映画の題材が題材だけあって、(バブルへGO!の舞台挨拶のような)笑いの要素もなしです。

いろいろな賞を受賞した事に対する発表もありました。
映画を見て、賞を受賞するのも納得でした。外国で受けると言うのも分かります。今まであまり人が考えてこなかったテーマであり、この映画を観て、自分の国での死の風習を振り返ったりするのかなぁと想像しました。
ただ、この映画に関しては「賞を受賞した事に対して喜ぶ」というのはそぐわないような気がしました。
評価して頂いて賞を頂くのは良い事だと思いますが、映画賞なんかでレッドカーペットの上を、手を上げたりして喜びを表現して歩くのは、何だかちょっと違うのではないかと。

舞台挨拶が終わり、映画館を出ると、次の上映を見る人の列が出来ていました。
映画館は6Fにあるのですが、1Fの建物の外でも並んでいました。
並んでいる列には、普段あまり映画を見に行かなさそうな中高年の人が多かったです。

P9130001

※ 「おくりびと」公式ブログに、舞台挨拶のレポートが載っています。
http://www.okuribito.jp/blog/official/article/33

|

« 眠れない... | トップページ | 大阪・万博記念公園 (4) 国立民族学博物館 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

芸能・アイドル - 広末」カテゴリの記事

コメント

私も母の死に化粧の現場を見ましたが、黙々と丁寧に休むことなく手を動かして洗い、メイクする姿は印象的でしたし、事前事後の容貌の違いは感動的でした。

以前の同僚、飲み友達でこの送り人の仕事に転職したのがいます。やはり、事故の場合の手入れは大変らしいですが、私にもいつでもキレイにやってあげますと言ってくれてます。

投稿: 淀風庵 | 2008/09/15 00:50

> 私も母の死に化粧の現場を見ましたが、黙々と丁寧に
> 休むことなく手を動かして洗い、メイクする姿は印象
> 的でしたし、事前事後の容貌の違いは感動的でした。

そうでしたか。
何だかそれを聞いて安心しました。

投稿: やいゆえ横浜住民 | 2008/09/15 01:39

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画「おくりびと」初日舞台挨拶:

» 「おくりびと」さよならをするために [soramove]
「おくりびと」★★★★☆オススメ 本木雅弘 、広末涼子 、山崎努 主演 滝田洋二郎 監督、2008年、130分 高校生のときにボランティアで 老人ホームへお手伝いをしに行っていて、 誰も尋ねてこないおばあさんが急に亡くなった時、 知らせを受けて駆けつけてき...... [続きを読む]

受信: 2008/09/21 09:46

» 『おくりびと』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「おくりびと」□監督 滝田洋二郎 □脚本 小山薫堂 □キャスト 本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、杉本哲太、吉行和子、笹野高史、峰岸徹、山田辰夫 ■鑑賞日 9月14日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> 普段、遺体を棺に納める“納棺師”という言葉すら、耳にすることは少ない。 この映画は東京で楽団解散をきっかけにチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰って来た小林大悟(本木雅弘)がある求人広告を見つけ、何が因果か再就職... [続きを読む]

受信: 2008/09/24 12:10

« 眠れない... | トップページ | 大阪・万博記念公園 (4) 国立民族学博物館 »