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2006/12/03

弥彦・黒部峡谷・神岡鉄道旅行記 (10) 黒部川電気記念館

宇奈月駅に到着。
富山地方鉄道に乗り換えて富山に戻る予定であるが、次の電車までやや時間があったので、宇奈月駅前にある黒部川電気記念館を見学する。
関西電力が運営している記念館で、入場無料。
建物は3階建てだが、公開されているのは1階のみ。
Pb240186

黒部ダムに関する展示がしてある。黒部ダムの模型がでんと構える。その他黒部ダムの今や歴史を伝える映像等。

その中で、「日電歩道」の紹介が驚いた。日電というのは「日本電気」の略ではなく、当時黒部ダムの開発を行った「日本電力」の略との事。
ダム建設の資材を運搬する為、崖に沿った狭い道(崖側に柵などはなく、時折板をかけただけの部分があったりもする)を、人が大きな荷物を肩に担ぎ、普通の道を歩くのと同じような速度で歩いている昭和初期の映像が写る。
...命懸けの仕事だ...。自分にはとても真似できない。崖から落ちる等して亡くなった人は大勢いるのだろうな。

日電歩道とは別だが、黒部峡谷鉄道が運休する冬季、同区間を歩いて荷物を運ぶ「逓送さん」がいるという。そのための「冬季歩道」(主にトンネル)が用意されている。結構な距離があり、こちらも命懸けだ。頭が下がる思いだ。

下の写真。黒部川電気記念館の前に置かれた電気機関車(EB5号型)。黒部峡谷鉄道で初期に活躍した機関車だという。
Pb240184

富山地方鉄道の宇奈月温泉から富山に戻る。

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