船の科学館 (3) 青函連絡船「羊蹄丸」
続いて、青函連絡船「羊蹄丸」へ。
青函連絡船は、青函トンネル開通に伴って1988年に廃止。
一度も乗車することなく廃止されてしまった。
乗ってみたかった。
青函連絡船で使用されていた船に乗るのは、函館港で展示されている「摩周丸」、青森港で展示されている「八甲田丸」に続いて3隻目。
函館港や青森港で展示されているものと異なり、外観以外は連絡線当時の面影がほとんど残っていなかった。
連絡線当時に使用していた座席も残っていないし、車両甲板等の跡もない。(エンジンルームは覗けるようにはなっていた。)
船内にはエスカレータまで設置されている。
1992年にイタリアで行われた「国際船と海の博物館」のパビリオンとして使用されたとの事から、その時に全部取っ払ってしまったのかなぁ。
主な展示物は「シー&ショップワールド」と「青函ワールド」。
「シー&シップワールド」は、ディスプレイによる魚や遊具を設置した青函連絡船とは無関係のもの。
「青函ワールド」は、昭和30年代の青森駅前を再現した"作り物"。物を売っているわけでもなく、ただ置いてあるだけといった感じ。
「青函ワールド」内にはディーゼル機関車と旧型客車が展示されていたが、車両を魅せるというよりはインテリアといった感じの置き方。照明や回りの雰囲気から、写真を撮るような雰囲気ではない。
青函連絡船関連の現物の展示物はあまりない。
そのほかに、「マジックシアター」で青函連絡船の映画(2時間!)が上映されているそうだが、閉演に近い時間だった為、既に終了していた。
甲板には特に何もなし。
青森や函館の青函連絡船のような展示がされているものと期待していたため、正直拍子抜けしてしまった..。
「青函ワールド」内の先端で放映されている、7分間の青函連絡船に関する映像は良かった。
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コメント
私も展示してからしばらくしたころに行って、あまりの面影の無さにちょっと驚いた覚えがあります。車両甲板は車両を載せまま「青函ワールド」に改造されたと聞いた覚えがありますが、そうするとあの機関車と客車を載せたままイタリアまでいったんですね。
投稿: さく | 2006/09/11 02:43
> 車両甲板は車両を載せまま「青函ワールド」に改造されたと
> 聞いた覚えがありますが、そうするとあの機関車と客車を載
> せたままイタリアまでいったんですね
確かにあの車両、どこから入れたのだろう?? と思いました。
現在の留置場所で搬入する事は不可能でしょうし。
その可能性はありますね。
投稿: やいゆえブログ | 2006/09/11 23:47